シリコンバレー

シーズン5も決定し、エミー賞にもノミネートされるほどの人気を誇るアメリカ発のコメディドラマ『SILICON VALLEY/シリコンバレー』。IT企業の聖地であるシリコンバレーを舞台にして、若者たちの起業ストーリーを描いています。

しかしこのスタートアップに関わる面々は、世間とはちょっとズレたキャラの強い若者たち。ITやWEBの技術に興味がある方はもちろんのこと、起業を考えている人、オタクが好きな人、風刺系が好きな人などさまざまな視点で楽しめます。

2017年7月8日より待ちに待ったシーズン4がHuluにて配信スタート!シーズンが進むごとにどんどんその世界観にハマってしまう系海外ドラマ『シリコンバレー』の見どころをご紹介していきます。

シリコンバレー シーズン4まで配信中!

日本ではシーズン4が2017年7月8日から開始したばかり。そしてアメリカではシーズン5が決定!

といううれしいニュースと同時に、人気レギュラーキャストの1人が降板!というちょっと寂しいお知らせも入ってきました。そのキャストとは、シーズン1からレギュラー出演してきた“アーリック”役のT・J・ミラー。彼の姿が見られるのは、日本で放送開始したばかりのシーズン4まで。少し…というよりかなり寂しい気もしますが、シーズンを重ねるごとにおもしろさがドンドン増しているシリコンバレーなので、今後の展開を楽しみにして、まずはシーズン4まで思いっきり笑い飛ばして見ちゃってください。

各シーズンのタイトルは下記の通り。タイトルを見ているだけで、会社設立から会社経営時に発生する問題点などが時系列で分かるようになっているのもおもしろいですよ。

シーズン1

ep.01 「MVP」
ep.02 「ストックオプション」
ep.03 「会社登記」
ep.04 「受託者責任」
ep.05 「シナリング効果」
ep.06 「インソーシング用人材」
ep.07 「PoC」
ep.08 「最適効率倍増」

シーズン2

ep.01 「サンド・ヒル・シャッフル」
ep.02 「暴走する評価域」
ep.03 「悪貨」
ep.04 「レディ」
ep.05 「サーバー・スペース」
ep.06 「ホミサイド」
ep.07 「アダルト向けコンテンツ」
ep.08 「ホワイトハットとブラックハット」
ep.09 「拘束力ある調停」
ep.10 「コンドルの2日間」

シーズン3

ep.01 「創設者に優しい」
ep.02 「箱にはペア入り」
ep.03 「おとり作戦」
ep.04 「マリアント・データシステム・ソリューション」
ep.05 「空いたイス」
ep.06 「バックマン流バックレ術」
ep.07 「ベタベタじゃないベータ版作成法」
ep.08 「バックマンの収入無効化」
ep.09 「日常的なアクティブユーザー」
ep.10 「上向き志向」

<Hulu>配信スケジュール

そして、日本ではHuluにてシーズン4が7月より配信開始しました。毎週土曜日に1話ずつ配信されていきます。キャラはダラダラしているのに、ストーリー展開はテンポ良く進んでいく大人気ドラマ・シリコンバレー。期待のシーズン4は、7月8日〜9月9日まで2ヶ月に渡って配信予定です。

ep.01「捨て身の復活戦」
ep.02「サービス利用規約」
ep.03「偉人の遺産」
ep.04「チーム再編成とホットドッグ」
ep.05「輸血ボーイ」
ep.06「カスタマーサービス」
ep.07「特許詐欺師」
ep.08「キーナン旋風」
ep.09「フーリー・コン」
ep.10「瀕死の“アントン”」

<吹き替え>シーズン1のみ配信中!

ちょっとここでシーズン1のみのうれしいプチ情報!実はHuluプレミアオリジナルで、シーズン1のみ、通常の字幕版とは別に日本語吹替版が見れちゃいます!字幕に見入っているとどうしても見逃してしまう俳優陣たちの“顔芸”(笑)。

日本語吹替版と字幕版を見比べたら、「あ、こんなところでこんな表情してたんだ!」という新しい発見ができて、ますますシリコンバレーの魅力にハマるはず。シーズン1のみのスペシャルな日本語吹替版。試しにチェックしてみてください。

<シーズン5>T・J・ミラーの降板

シーズン5が決定したというニュースが飛び込んで来たにも関わらず、日本で一番知名度があると思われるT・J・ミラーの降板が決定。T・J・ミラー目当てでみはじめた人は、シーズン4で見納めになってしまいますが、ますますパワーアップして展開するはずの期待を裏切らないドタバタオタクコメディの最新シリーズを楽しみに待ちながら、しっかりと復習しておきましょう。

日本では、もうすぐ配信開始になるシーズン4の後半エピソードでは…シックス・センス的なあの元・天才子役が登場します。最近の姿を知らないというファンの方は、もしかしたら、見過ごしてしまうかもしれませんので、しっかりと見つけてくださいね。

『シリコンバレー』あらすじ

さて、ではいよいよ気になる『シリコンバレー』の中身についてご紹介していきます!

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アメリカ、そして世界のIT起業の本社が集まるシリコンバレーは、ITの聖地とも言われる場所。そこにITオタクなプログラマーの主人公が、独自の圧縮アルゴリズムを開発したことをきかっけに「パイド・パイパー」という会社を設立します。CEOとなり起業することになるのですが…。

大企業や投資家が大金を出してでも手に入れたいと思っている優れものを開発した主人公。しかし、彼の目的は目先のお金ではなく、ITオタクな仲間たちと自分の会社を作ることだったのです。

ITの聖地シリコンバレー舞台ということで、実在するIT企業、人物名、あんな話、こんな話など関連話がたくさん登場します。1話でいきなり、あのスティーブ・ジョブズの名前も登場しちゃうし、実在のIT業界の関係者も、本人役で登場したりしちゃいます。

シリコンバレーの内容が見えてきたところで、ちょっと予告動画をチェックしてみましょう。シリコンバレーシーズン1予告はこちらから↓↓↓

『シリコンバレー』の見どころはココ!

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IT業界を描いていますが、硬いビジネスの話しではありません。くだらないし、笑えるし、とにかくおもしろいのです。IT業界に興味のある人はもちろんのこと、興味のない人でも楽しめます。就活中の人、起業したい人、コメディが好き、なんなら少しくらい下品でシュールなギャグが好きという人、オタクキャラや変人キャラが好きという人、におすすめです。

通常の会社起業とはちょっぴり違う、スタートアップが描かれている作品。最近では日本でもなじみ深い用語のひとつである、スタートアップ。いわゆる会社の経営者になるべく、経済や経営を学び、MBAを取得し、企業に入社し、企業の中で自分も成長し、会社も大企業へ導いていく…という流れとは違います。

分かりやすく説明すると、今まで世の中にはなかった新しい技術やサービスを自分たちで作り、そしてその技術の権利やときには会社の売却をすることで儲けちゃおう!という考え方がスタートアップにはあるのです。新サービス、新技術、ドラマ・シリコンバレーで言えば新プログラムやサービスを開発して、起業して、そして“おいしい”話があれば会社ごと売却してお金儲けしちゃいましょう!という考え方、これがスタートアップということを頭に入れると、すんなりとドラマの内容も頭に入ってくるはずです。

どんなエピソードがあるの?おすすめは?

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スタートアップとは何ぞや!と思っている方にも、とってもわかりやすいので構える必要はまったくありません。このドラマに登場する技術職のキャラたちも帳簿やら、数字やらはよくわかっていなかったりします。そんな技術者あるあるや、技術者ならではというシーンがバンバン登場するので、気軽な気持ちで見始めても大丈夫です。タイトルの羅列で「経営専門用語?」とドキドキしてしまう方もいるかもしれませんが、ご安心を。中身は笑えるITオタクコメディとなっています。

ちなみにですが、IT関係のドラマであること、そして主要キャラがオタク系であることから、IT専門用語だけはどうしても避けられません。押さえておくべきキーワードを簡単にご紹介すると…。

パソコンの画面になんだかよくわからないけど英語がズラリ並んでいるというシーン、良く見かけますよね。あの画面を見つめて頭を抱えて「ソースが書けない!」などとキャラが発言したら「あ、プログラムができない=プログラミングができない状態なんだな」と理解してあげましょう。

ちょっと下品でナンセンス!なのに思わず納得のシナリオのおもしろさ

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業界のあるあるネタというのは、同じ業界にいればいろんな意味で笑えるものですし、知らない業界であれば、ちょっと覗き見気分で楽しめるものです。シリコンバレーもそんな笑えるあるあるネタ満載のストーリーです。コメディなので、ときどき大げさな表現もあったりしますが、どれもこれも「あ〜、分かる」と納得してしまう部分ばかり。とくにIT系で働く方なら、大爆笑ポイントがドンドン出てくるので、笑いが止まりません。

IT業界に詳しくなくても、キャラの変人っぷりだけでも笑えるのでご安心を。IT業界を知らない方が、純粋にキャラのぶっ飛び具合が楽しめるかもしれません。よくあるのが、何語を話しているの?というくらい専門的なことに関してはスゴい知識を披露するのに、それ以外のことはまったくダメという典型的な技術者気質のキャラ。ITオタクとして描かれることの多い「あ、いるわ、こんな人」という人たちが続々と登場します。集団行動が苦手、ちょっと浮世離れしている、男性ばかりでつるむ、興味のあることには周囲を顧みずマシンガントークする反面、興味のないことにはまったく盛り上がらず、表情ひとつ変えないなどなど。第1話の冒頭から、そんなことを物語るシーンも登場します。(パーティーシーンに注目です!)

ITオタクの変人っぷりが描かれているだけのコメディかと思いきや、シナリオはしっかりしていて、起業することの苦労、現実で打ち当たる壁、お金のこと、夢、希望など、スタートアップに関する、そして人生に関する楽しい部分と、苦しい部分、光と影がバランス良く描かれていて、終始笑いながらも、最後は納得という感じで胸に響く。こういったポイントも、シリコンバレーの見どころであり魅力のひとつです。

『シリコンバレー』のキャスト&登場人物を紹介

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リチャード(トーマス・ミドルディッチ)

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リチャードが開発したデータ圧縮アルゴリズムが彼らの会社「パイド・パイパー」のはじまりです。リチャードは、パイド・パイパーのCEOでありがなら、元々はプログラマーなので、経営経験はもちろんゼロ!なのです。初めての資金調達では小切手を自分の口座に入れようとして、そこで初めて会社の口座が必要ということを知るというレベルの知識しかなかったのです。見た目からも分かるように、リチャードは冴えないSE。それが急な成長を遂げて、有名になっても冴えないまま。そこがリチャードの魅力でもあります。ウジウジ系なのに、突然キレたりするというちょっぴり情緒不安定なキャラというのも、このストーリーの笑いの要素でもあります。

アーリック(T・J・ミラー)

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シリコンバレーのキャスト陣の中で、もっとも日本人になじみのあるキャストのT・J・ミラー。映画『デッドプール』に出演で人気上昇中の注目の俳優です。何度か触れましたが、シーズン1から登場し、いつも笑わせてくれていた重要キャストだったのですが、シーズン4いっぱいで降板が決定しています。ドラマの中では、主人公たちに投資をし、さらに家を貸しているというインキュベータを演じています。

大丈夫かしら?この人、と思ってしまうほど、頭のネジが振りきれちゃっているというかなり強烈なキャラクターです。なのに、ときどき驚くようなハイパフォーマンスを披露してくれちゃうので、心をわしづかみされちゃいます。メリハリというか、振りきれ具合がすごいんです。大好きなマリファナを使用して瞑想したかと思ったら、家に知らない子供を連れ帰るというとんでもなく危ない行動をする人なのに、なぜか気になる。ときには「パイド・パイパー」に迷惑なこともしちゃう、いろいろな意味で目が離せない存在です。

ビッグヘッド(ジョッシュ・ブレナー)

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リチャードの親友。「パイド・パイパー」が会社として立ち上がったときには、「何もしていない」という理由で会社に入れてもらえないかわいそうな立場のキャラです。見た目からも分かるように、押しが弱い人なんです。人、というより、「大丈夫?この子」と思ってしまうほど、手を差し伸べてあげたくなるキャラです。

ギルフォイル(マーティン・スター)

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ブラックジョークを吐きまくる、不法移住してきたカナダ人のプログラマー。セキュリティ管理が得意で「パイド・パイパー」ではコードを管理するというとても重要&責任のある役割を担っているCTOでもあります。Java使いのパキスタンからの移民・デニッシュといつもつるんでいて、つるんでいるのにバカにしているという、ヘンテコなツンデレがツボという人も続出の、キャラクター。

デニッシュ(クメイル・ナンジアニ)

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パキスタン出身の天才プログラマーであるデニッシュは、チームのメンバーに対して超が付くほどの皮肉屋で、辛辣な言葉を遠慮なく発します。なぜかバカにされているギルフォイとつるんでいて、ギルフォイと同じく「パイド・パイパー」のCTOを担っているという重要なキャラなんです。

ギルフォイ&デニッシュのやりとりに登場するキーワードは、「人種差別」「童貞」「国籍」「童貞」「差別」「童貞」「移民」「童貞」「宗教」「童貞」「権利」「童貞」「主義」「童貞」という感じ。仲が良いのか悪いのかよくわからない関係ながらも、いつもつるんでいるし、CTOを一緒に担っているけれど、小競り合いが絶えません。しかし!共通の敵が登場したときの結託力は、ハンパなものではありません。ブラックジョークが好きな人なら、2人のやり取りはかなりの“ツボ”になること間違いなしです。

ピーター(クリストファー・エヴァ・ウェルチ)

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「パイド・パイパー」に20万ドル(約2千万円)をシード投資した重要人物。天才肌で、コミュニケーションが嫌いなキャラ。若かりし頃、「パイド・パイパー」のフリーCEOでもあるギャビンと一緒に起業したにも関わらず、今は、とても仲が悪いんです。かなり重要なキャラクターだったのですが、残念ながら、シーズン2で亡くなってしまったという設定に。実は、シーズン1に入ったばかりの第5話の収録後にご本人が亡くなってしまい、ストーリー上もそういう内容にしたのです。どう絡んでくるか楽しみにしていた方も多いはず。かなり残念です。

ギャビン(マット・ロス)

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Google?を彷彿とさせる巨大IT起業hooli(フーリー)のCEOを務めるギャビンは、「パイド・パイパー」の技術を真似て、「パイド・パイパー」と対決していくという役どころ。ライバルなんてもんじゃありません。この表情からも分かるように、怖いんです。「パイド・パイパー」を潰しにかかってくる怖い存在です。

ジャレッド(ザック・ウッズ)

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ギャビンと比べて、写真からも「いいヤツそう!」という印象を受けるジャレッドですが…。結構曲者です。いいヤツなんだけど、なんかムカつくというキャラクター。基本的には超がつくほどの真面目な性格で問題ないんです。だけどなんだかイチイチムカっとくるのが逆にツボだったりします。服装も、ヘアスタイルも、表情も、これぞアメリカのオタクという雰囲気丸出しの感じがちょっとハマります。いかにも「空気読めませんけど、何か?」みたいな表情ですよね。キャラもその通り、期待を裏切りません。

この他にも、チョコチョコ登場するサブキャラもおもしろい人たちばかり。「パイド・パイパー」の顧問弁護士を務めるリチャードの友達・ロン、ピーターの右腕となる、面倒見の良いモニカ(女性キャストは少ないので、目立ちます!)、エリックの家に住む英語が分からない中国人、ヤン。イライラするエリックのお決まりの決めセリフが待ち遠しくなるかも!?

『シリコンバレー』の動画視聴方法はこちら!

大人気ITオタクコメディ『シリコンバレー』は、Huluで独占配信中。2017年7月8日からは、T・J・ミラーの見納めとなってしまうシーズン4の配信がスタートしたばかり。

現在(2017年7月25日)、シーズン1(8話)、シーズン2(10話)、シーズン3(10話)、そしてシーズン4の3話までエピソードすべてが視聴可能になっています。Huluは月額933円(税抜き)で人気の映画・ドラマ・アニメが見放題。たったの3分で登録完了。TV、パソコン、携帯端末、そして、スマホからでも見ることができます。

2週間無料トライアルは、登録した日からカウントされます。14日を過ぎたら、月額933円(税抜)がかかるだけ。何本見てもそれ以上の課金はされません。好きな映画、ドラマ、アニメ、TV番組を好きなだけ、好きなときに楽しめるサービスです。タイトル数は毎週のように頻繁に更新されているので、見たい番組が次々と登場してきます。

シーズンを重ねるごとに笑いが炸裂しまくり、どんどんオタクにハマっていくファンが急増中の大人気ドラマ『シリコンバレー』を見てみたい!と思ったら、まずは無料期間でお試ししてみてはいかがでしょうか。

 まとめ

大人気ドラマ「シリコンバレー」。次々に登場するオタクなプログラマーたちを見ていると、この人たちホントにIT系で働く人々なのでは?と思うかもしれません。それくらい、どのキャストも地味なのにスゴイハマりっぷりの演技を披露しているのです。日本ではまだそれほどなじみのない俳優さんたちが出演ということもあるので、先入観なくドラマに、キャラに思いっきり浸かることができちゃいます。

どのキャラもなんだかちょっと挙動不審な感じだし、世間からはちょっと浮いた感じだし。だけど、PCに向かえば天才的頭脳を発揮しまくります。ドラマが進んで行くごとにキャストがどんどん役にハマっていく感じも楽しめます。そして、キャラもどことなく成長しているんです。それは、オタク度がアップしているということを意味します。愛すべき天才キャラたちが盛り上げるドタバタ起業コメディ「シリコンバレー」。最近笑いが足りてない!という方に特におすすめです。