ハンドメイズ・テイル 侍女の物語

2018年もHuluプレミアでは注目のドラマが続々と配信スタート!しています。今回ご紹介するのは、世界中から注目を浴びている衝撃のドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』です。ビジュアルからもミステリアスな雰囲気が漂い、海外ドラマ好きなら、ぜひとも観たい!と思っちゃいますよね。

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『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』 基本情報

批評家も大絶賛!エミー賞&ゴールデングローブ賞受賞で話題の海外ドラマ

センセーショナル!話題沸騰!TV界のタブーを乗り越えた!

といった触れ込みで、期待を煽る作品は数々ありますが、この作品、ほんと〜に“衝撃の話題作”です。海外ドラマの最高峰エミー賞では8部門、ドラマ&映画の華やかな祭典ゴールデン・グローブ賞では2冠を達成という快挙を遂げた作品。こんな内容を放送しても大丈夫?と観ている方が、放送業界のタブーを気にかけてしまうような衝撃作品『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。原作は1985年にカナダで発売されたベストセラー小説です。

いわゆるディストピアドラマというジャンルに分類されています。作品では、あらゆる権利、自由を奪われた女性が子供を産む機械のように扱われています。存在価値は“子供が産めること”だけなのです。これだけを聞くと、差別的な作品に思われがちですが、この世界観を通して、“今、考えるべきことは何か”という疑問を人々に問いかける、そんなドラマなのです。

ちなみにシーズン2は、アメリカでは2018年4月から放送開始!こちらも楽しみです。

予告はこちらから

配信情報

ドラマ好きが待ち望んだ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」は2018年2月28日(水)よりhuluプレミアで独占配信がスタート!初回放送ではなんと第1話〜第3話までを一挙に放送の太っ腹!以降、毎週水曜日に1話ずつスリリングに配信される予定です。シリーズは全10話。

カナダの文学賞の最高峰、総督文学賞をはじめとする数々の文学賞を受賞している人気作。実は、1990年に映画版で一足お先に映像化されています。ナターシャ・リチャードソン、フェイ・ダナウェイなど錚々たる俳優陣が出演していたのですが、小説の世界観がリアルに表現されていないと、評判はあまり良くなかったようです。しかし!今回は様々なタブーを打ち破ったと話題なのです。

エピソード一覧
  • 第1話 「オブフレッド」
  • 第2話 「出産の日」
  • 第3話 「期待」
  • 第4話 「メッセージ」

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』あらすじ

舞台は、宗教主義国ギレアド共和国。環境汚染により少子化問題が深刻化している近未来です。富裕層以外の健康な女性は、子作りのための侍女として、上位階級の司令官に仕えることになっています。主人公オブフレッドは従順さを装い、子作り侍女として日々を送っていますが、内心は恐怖と絶望に怯えているのです。

自由なんてまったくありません。常に監視の目にさらされながら、あらゆる情報からは隔離され司令官に使えている毎日です。ある日、人間として司令官に接するように求められたオブフレッド。さらに、司令官の妻には、運転手のニックと子作りをすることを命じられます。侍女として仕えるオブフレッドは、何に従い、どのような人生を送ることになるのでしょうか。

設定やあらすじだけを見ても、映像化が難しそうなのは明らかです。映画化の評価も良くなかった作品が再び映像化されることになったのは…?

“Huluのオリジナル作品だったから”

なのです!
これまでも数々の話題作、衝撃作、映像化は難しいとされていた作品を手がけてきたHuluだから実現できたのです。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』キャスト

衝撃的なストーリーも魅力ですが、豪華なキャスト陣も話題です。

オブフレッド(エリザベス・モス)

@IMDb

侍女にさせられるために、黒人男性ルークとの間にできた娘ハンナを取り上げられてしまう。淡々と侍女としての仕事をこなしているように見えるが、心の中ではいつか娘を取り戻す!という決意に満ち満ちている。ちなみにオブフレッドという名前は「フレッドのもの」という意味。本当の名前はジューン。

主な出演作:「ザ・ホワイトハウス」「マッドメン」、映画「17歳のカルテ」など

セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード(イヴォンヌ・ストラホフスキー)

@IMDb

オブフレッドが仕える司令官ウォーターフォードの妻。美しさが怖さを倍増させます

主な出演作:「デクスター」「チャック」など

フレッド・ウォーターフォード(ジョセフ・ファインズ)

@IMDb

オブフレットが仕える司令官。かなりの権力者。人間として接して欲しいとオブフレッドに求める。人間的なキャラクター?だけど、ミステリアスでかなり気になるキャラクター

主な出演作:映画「恋に落ちたシェイクスピア」「アメリカン・ホラー・ストーリー」など

オブウォレン(マデリーン・ブリューワー)

@IMDb

本名はジャニーン。オブグレンとは、訓練所で一緒だった侍女。反抗し片目をくり抜かれるものの、侍女になってすぐに妊娠し、出産という任務を果たす

主な出演作:「Orange Is the New Black and Hemlock Grove」など

モイラ(サミラ・ワイリー)

@IMDb

ジューンの親友。侍女訓練センターで再会し、一緒に逃げようとするが、一人で地下鉄に乗りジューンを置き去りに。自由を求める女性

主な出演作:「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」など

オブグレン(アレクシス・ブレデル)

@IMDb

本名エミリー。オブフレッドのパートナーとして、外出時には常に行動を共にしている

主な出演作:「ギルモアガールズ」「旅するジーンズ」など

リディア(アン・ダウド)

@IMDb

侍女の調教担当。とにかく怖い!罰を与えるときには電流棒が登場する

主な出演作:映画「コンプライアンス〜服従の心理」

ルーク・バンコール(O.T.ファグベンル)

@IMDb

ジューンの夫でハンナの父親。ジューンとハンナを逃がそうとして銃で撃たれる

主な出演作:「Looking/ルッキング」

ニック・ブレイン(マックス・ミンゲラ)

@IMDb

ウォーターフォードの運転手。オブフレッドには好意的だが、実は政府のスパイで常に監視している

主な出演作:映画「ソーシャル・ネットワーク」など
ちなみに、父は映画監督のアンソニー・ミンゲラ!

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』ネタバレ・感想レビュー

舞台は近未来。冒頭から惹き込まれる独特の世界観!

こんな世界があっていいはずがない!あらすじを見たときからそう思っていた女性も多いと思います。見続けることができるだろうか、と心配してしまうほどの衝撃的な世界観ですが、見始めるとグッと世界観に引き込まれてしまいます。3話一挙放送というのもポイントだったかもしれません。

気分は沈むし、心が晴れやかになるシーンは皆無といえるかもしれません。しかし、自由や人権を奪われたのが女性ではなかったら…と考えると、さまざまな考え方が生まれてきます。この逆境しかない中で、いつかは娘に再会する!と強い思いを秘めているジューンとしての姿には心が揺さぶられるし、勇気ももらえる気がします。オブフレッドとしてではなく、ジューンとしての感情が見え隠れするシーンは必見です。

希望がない環境で、現実をどう受け止め、前を向いて生きていくのか。未来に向かって歩んでいくのか、そんなことを考えながら見進めると、意外と、 “人間的”な世界に見えてくるかもしれません。

ジューン役はエリザベス・モス以外ありえない!

本当の名前はジューンであるオブフレッドを演じているエリザベス・モスは“クイーン・オブ・ピークTV”として知られています。海外ドラマ好きにはおなじみですよね。1年間になんと500本以上公開されている海外ドラマは、まさにピークという状態。ドラマ出演オファーが絶えずやってくるモスは、オブフレッド役を見事に演じきっています。エミー賞&ゴールデン・グローブ賞受賞も納得!のひとことです。

演技をさらに引き立てるのが、ファッションとメイクです。女性がたくさん登場する海外ドラマといえば、ファッションやメイクに注目が集まります。この作品では、大きな白い帽子、真っ赤なマント、体型も顔もすっぽりと隠してしまい、ミステリアスな雰囲気を漂わせているのですが、さらに目を向けたいのがメイクです。彼女たちが子作りの道具として必要とされているだけなので、美しく着飾ったり、華やかなメイクを施す必要はないのです。実は、俳優陣がほぼすっぴんで演じていると言われています。

物語の世界観にリアルな要素をプラスしている重要なポイントのひとつでもあります。

理不尽な世界に生きる女性たちの物語

人権なんてレベルでは片付けられないほど、自由を、権利を無視された恐ろしい世界で生きることを強いられた侍女たち。子供を産むためのマシーンとして司令官に仕えさせられる侍女オブフレッドをメインに女性たちの物語が展開して生きます。観れば観るほど、「これは地上波テレビでは映像化は絶対ないな」という内容です。

子供を産めない女性は廃棄処分といわんばかりにコロニーへ送られます。子供を産める女性は、富裕層の家へ送り込まれ、子作りマシーンになる。どちらに送られても、楽しい未来はひとつもありません。いわゆる性の奴隷として扱われるわけですが、名前を奪われることにも、人間として扱われていないことが現れています。

“Of +所有者名”が自分の名前になる。フレッドに仕えるのであれば“Of Fred”。オブフレッド、つまりフレッドのものとなるわけです。“もの”扱いされるなんて、ゾッとします。一方の男性は、近未来という設定も手伝ってか、感情のないロボットのように描かれています。軍国主義的で、男性だけしかいない軍隊がある。女性がメインのドラマですが、より女性の不自由さを引き立てる要素となっています。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』海外の評価まとめ

エミー賞&ゴールデン・グローブ賞も受賞しているので、海外の評価は見なくてもわかる!
のですが、やっぱりチェックしちゃいましょう。
Rotten Tomatoesでは…。

@Rotten Tomatoes

トマトの赤が映えています!ドラマのどんなポイントに惹かれているのか。コメントを覗いてみると…

@IMDb

自由がないはずの女性ですが、うちに秘めた力強さを感じるドラマです。

@IMDb

まさに今見るべき作品!タイムリーなテーマという声が多い作品です。今、人類が考えるべきことは何か?を考えるきっかけになりそうです。

@IMDb

改めて言いたい!見るべき作品です。こう言われたら、観るしかないですよね。

ちなみに、好き嫌いははっきりと分かれる作品のようなので、IMDbのみんなのコメント、さまざまな意見をチェックして観るのもおもしろそうです。

The Handmaid’s Tale User Reviews-IMDb

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の視聴方法はこちら

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は日本でどこよりも早く観ることができるhuluプレミア作品です。2018年2月28日(水)より配信開始。毎週1話ずつ、最新エピソードが追加されていきます。初回配信では一挙第3話までが公開され、一気に『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の世界観にハマったという方も多いはず! なかなか不思議な世界観ですが、こんな近未来がやってこないことを願いながら、ドラマならではの世界観を楽しんで見ませんか? 女性たちがこのまま黙って不自由なまま生きていくのか、明るい未来はやってくるのか。しっかりと見届けてみてください。